| 制作年・時間 | 1998年制作 97分 (114分) |
| 制作会社 | ウノ・フィルム |
| ビデオ発売会社 | コロンビアトライスターホームビデオ (日本) キングレコード |
| 審議日 | 1998年1月6日 15歳未満不可 |
| 封切日 | 1998年1月24日 |
| ソウル観客動員数 | 422930人 |
| 監督 | ホ・ジノ |
| 助監督 | パク・フンシク、リュ・ジャンハ、シン・ドンファン |
| 制作者 | チャ・スンジェ |
| 脚本 | オ・スンウク、シン・ドンファン、ホ・ジノ |
| 撮影 | ユ・ヨンギル |
| 音楽 | チョ・ソンウ |
| 照明 | キム・ドンホ |
| 美術 | キム・ジナン |
| 編集 | ハム・ソンウォン |
| 出演 | ハン・ソッキュ (ユ・ジョンウォン) シム・ウナ (キム・タリム) シン・グ (ジョンウォンの父) オ・ジヘ (ジョンスク ジョンウォンの妹) チョン・ミソン (ジウォン ジョンウォンの初恋の女性) イ・ハンウィ (チョルグ ジョンウォンの友だち) クォン・ヘウォン (ヒョジョン タリムの同僚の女性) キム・エラ (写真を撮りに来たおばあさん) チェ・ソンジュン (ソッキ ジョンスクの夫) ソン・セグァン (チョル タリムの同僚の男性 ) イ・ヨンニョ (客バレーおばさん カットされてます) イ・チャヌ、イ・ミンス、イ・ソグ、カン・スンヨン キム・ギチョン、キム・ドユン、キム・ジェロク シン・サムボン、チェ・ミョンスク、チェ・ジンギョン チャン・ヘユン、チュ・ソンウン、チョン・デヨン チョン・テジ、パク・チェヨン、パク・ヨンジン、ホ・ジャングン ミン・ギョンジン、ユン・ドンウォン、リュ・グァンチョル |
| 受 賞 | 1998年第19回青竜映画賞 最優秀作品賞、 新人監督賞、 撮影賞 主演女優賞シム・ウナ 人気 スター賞 ハン・ソッキュ、シム・ウナ 1998年第34回ペクサン(百想)芸術大賞 新人監督賞、作品賞 女演技賞シム・ウナ 1998年第18回映画評論家協会賞 最優秀監督賞、最優秀作品賞 撮影賞、女子演技賞シム・ウナ 1998年第21回黄金撮影賞 新人監督賞、製作功労賞 1999年ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭 '99ゆうばりファンタランド女王賞 1998年 女性観客が選んだ今年最高の俳優 ハン・ソッキュ 1998年 女性観客が選んだ今年最高の韓国映画 1999年第36回大鐘賞 新人監督脚本賞、審査委員特別賞 男優主演賞ハン・ソッキュ |
| 出 品 | 1998年 カンヌ国際映画祭 1998年 モントリオール世界映画祭 1998年 トロント国際映画祭 1998年 アジアフォーカス福岡映画祭 1998年 釜山国際映画祭 1998年 バンクーバー国際映画祭 1998年 フランドル国際映画祭 1998年 シカゴ国際映画祭 1999年 香港国際映画祭 |
ストーリー
ジョンウォン(ハン・ソッキュ)は父から引き継ぎ小さな写真館を経営している。店には写真を撮りに来る客や、小学生たちが好きな女の子の写真を拡大してほしいとやってきたりする。
そんな、ある日、駐車違反取締員のタリム(シム・ウナ)が違反した車の写真を急いで現像してほしいとやってくる。その日から、毎日のように姿を見せるようになったタリムに、ジョンウォンも次第にひかれていく。
タリムもそんなジョンウォンにひかれていき、デートまでする二人だが、ジョンウォンには、タリムに打ち明けていない秘密がある。それは、彼が不治の病によって生きていられる時間には、限りがあ
るという事だった。タリムはそのことを知らず、いつも幸せそうに話し掛けるのである。
彼の家族も、表向きは何事もないかのように、明るく振る舞っていた。ジョンウォンの状態が急に悪くなって入院するがタリムはその事を知らず
閉まった写真館の前を何度もうろうろする。
タリムは手紙を書いて写真館のドアに無理やり入れる。家に帰って来たジョンウォンはタリムの手紙といつか取ったタリムの写真を見ていた。タリムは勤務地を移り、店にこない。ジョンウォンは駐車取締員に聞いて勤務地が代ったタリムに会いに行くが、喫茶店でタリムの仕事を見つめるだけで帰って来る。
クリスマスを数日後に控えてジョンウォンは切ない思いを打ち明けた手紙を書くが、それは投函されることなく、死を迎えてしまう。そして、タリムは、写真館を訪れるがその事も知らず、自分の写真がかざってあるのを見つけ、微笑みながら去って行くという、限られた時間の中で死間近の青年と若い女性に芽生えたとても切ないラブストーリーです。
この映画でシム・ウナ、ハン・ソッキュのファンになった人も多いと思います。
また、この映画でデビューした監督ホ・ジノに惚れ、シム・ウナ出演との噂(結局はイ・ヨンエなんだけど)があった「春の日は過ぎ行く」を見た人も多いと思います。(個人的にはイ・ヨンエよりシム・ウナがやってくれた方がよかったのだけど)
名撮影監督ユ・ヨンギル氏の遺作でもあり、映画の冒頭では、この映画を彼に捧げるという言葉を目にすることができます。
カンヌ映画祭など世界中の映画祭で、涙と感動のセンセーションを巻き起こし、本国でも大ヒットを記録し、韓国映画界最高の第19回青龍映画賞 最優秀作品賞・新人監督賞・撮影賞・主演女優賞などを独占し数々の映画賞に輝いた作品です。
主役のジョンウォンを演じるのは、主演作はすべて大ヒットという、ハン・ソッキュ。この映画では、甘い歌声も聞かせてくれてます。
この映画では死を前提にした30代の男性主人公の役で、写真館を受け継ぎ、自分のためまた、愛する人が心痛がらないように願う為に死を受け入れる準備をしながら、タリムによって自分が準備しておいた時間に波紋を投げかけ、愛と生に対し欲望を感じながらも最後は死んで行く役をしてます。
ハン・ソッキュまた、回りの人物も悲しみを表現するとか観客にその悲しみや涙を強要しないで 時間がゆっくりと流れ自然と死を受入れてしまいます。ジョンウォンが飲めない酒を友人チョルグと飲みに行き、冗談めいて俺はもうすぐ死ぬんだといいながらも、その後交番で怒りを吐き出すシーンは感動します。それから、ジョンウォンの気持ちがだんだんと愛情に変わり、死に直面してる事が憎いと思った時にふとんの中で泣叫ぶあのシーンは忘れられない。
しかし、この映画は一応メローなラブストーリーなのに、お互いに愛を告白しないそれどころか、 映画が終わるまでは一回も 「愛してる」と言う言葉を言いません。もちろん、キスシーンとかのシーンはないし、きちんとした恋人関係になるということもありませんが、二人はお互いに思っていることを知ってます。
これまでのメロ映画がきちんした流れを組んで互いに告白し観客の感情を高めといてエンディングで 爆発させ涙を誘うものであるなら、この映画は静かに進行し最後に感情を刺激して自然と涙を誘う映画です。だから、自然に主人公に入り込めるし、自然と涙が流れて来るのだと思います。(私もラストの15、16分間程のシーン、台詞は全く無いのですが何度見ても最後に涙があふれてしまう)
ホ・ジノ監督の美しくまた、厳密な登場人物の心理描写はすばらしいの一言につきる。
ホ・ジノ監督は後のインタビューで「ジョンウォンが最後に自分の写真を取るがモチーフになったのは 歌手キム・カンソックの葬儀の時の写真だった。あまりにも嬉しそうで美しい写真だったのでこの映画に使おうと思い立った」と話している。
シム・ウナの演技についてはシム・ウナに演技をしない様に話したとの事でシム・ウナも後のインタビューで「演技について監督に演技をするなと言われ、どうしてよいかわからず泣いて帰った日が何度もある」と話している。これが賞を取った演技につながっているのだろう。
シム・ウナの自然体のままのすばらしい演技は何度見ても最高である。
私の好きなシーンを少し話してみると、
タリムが大きな荷物を下げて写真館の近くの通りを歩いていると、ジョンウォンが赤いスクーターに乗って、前からやって来るシーンです。最初、そのまま通り過ぎてしまうので、タリムは、
がっかりした顔をしますが 、しばらく歩いていると、後ろからまた スクーターの音が聞こえてきます。
そうすると、タリムは振り向きもせず嬉しそうな顔に変わる。そして、「レディーに荷物を持たせるの」と ジョンウォンに荷物を持たせてしまう。この後ろからスクーターの音が近付くシーン、シム・ウナは顔だけで演技をしています。
それから、初めてのデートでジェットコースターに乗り、ジョンウォンがめまいをおこし、椅子に坐ってソフトクリームを食べるシーン。タリムがソフトクリームと一緒にジュースも買ってきてあげるのだけど、ふたを開けてあげる時、なにげなくハンカチで缶を拭きます。これなど考えた演技ではなく、自然な演技ではないでしょうか。
また、この映画のラストシーンに使っている雪は 大量の塩でつくったそうで、 ちょうどキムチ漬けの季節だった為 撮影が終わると近所のおばさんたちが出てきて塩を集めて持って帰ったので,スタッフは掃除をする手間が省けたというエピソードがあります。
VHS(韓国版 韓国語 字幕無し)(日本版 韓国語 日本語字幕・日本語吹替え)
VCD(韓国版 韓国語 字幕無し)
DVD(韓国版 韓国語 韓国語、日本語、英語字幕 リージョンコードALL)
(香港版「8月熙相館」 韓国語 中国語、英語字幕 リージョンコード 3)
(日本版 韓国語 日本語字幕 日本語吹替え)
八月のクリスマス OST再版
1. 8月のクリスマス "ENDING TITLE" (ハン・ソッキュ)
2. 窓ごしにぼんやりと昔の事が思い浮かぶでしょ
3. 写真のように "MAIN THEME-INSTRUMENTAL"
4. 子供のように可愛い "タリムのTHEME"
5. LOVE THEME
6. タリムの WALTZ
7. HAPPY CHRISTMAS
8. 写真の中の記憶 "ジョンウォンの THEME"
9. 写真のように " MAIN THEME"
10. 小学校の運動場
11. 初めての出会い
12. 窓ごしにぼんやりと昔の事が思い浮かぶでしょ "ORCHESTRA"
13. お父さん "BACHINAS BRASILEIRAS NO.5"
14. 派出所で
15. ローラーコースター
16. 夜道 "最後の出会い"
17. 店を閉じた写真館
18. チョウォン写真館
19. 8月のクリスマス "INSTRUMENTAL" [SAM LEE(GUITAR SOLO)]